自分で用意した.htaccessファイルは使用できますか?
内容
はい。「i02」プラン以上であれば、ご利用いただけます。
「AuthConfig」、「Limit」、「Indexes」タイプのディレクティブ、「mod_rewrite」が提供するディレクティブ、「ErrorDocument」ディレクティブ、ほか多数のディレクティブをご利用いただけます。
2021年9月8日(水)より、 Webサイト構築の自由度・機能性向上のため、「.htaccess」に記述可能なディレクティブ等の制限緩和を実施いたしました。
詳細は以下をご覧ください。
.htaccessとは
.htaccess(ドットエイチティーアクセス)は、アクセス制限、BASIC認証、標準で表示するindexファイルの変更、リダイレクト 、MIMEタイプの追加など、各種制御を行うことのできるファイルです。
.htaccess ファイルを置いたディレクトリー配下のすべてのディレクトリー・コンテンツにその設定が反映されます。
.htaccess で使用できるディレクティブ(指示文)の詳細な使用方法に関しては、Apacheの公式サイト等でご確認ください。
記述方法などは基本的にはサポート対象外となります。
Apache HTTPサーバーチュートリアル:.htaccessファイル(英語版)
Apache HTTPサーバーチュートリアル:.htaccessファイル(日本語版)
現在利用可能なディレクティブ
- AuthConfig タイプのディレクティブ
- Limit タイプのディレクティブ
- Indexes タイプのディレクティブ
- mod_rewrite(モジュール)が提供するディレクティブ
- ErrorDocument ディレクティブ
AuthConfig タイプのディレクティブ
AuthConfigは、認証に関するディレクティブタイプで、主にBASIC認証で使用します。
| AuthConfig | |
|---|---|
| AuthType | BASIC認証で使用します。 |
| AuthName | BASIC認証の画面で表示するメッセージを設定します。 |
| AuthUserFile | BASIC認証に使用するユーザー名と暗号化されたパスワードの入った テキストファイルのパスを指定します。 |
| Require | アクセスを許可する条件を指定します。 |
ディレクトリーへのアクセスを制限する機能として、「アクセス制限」機能を設けており、ユーザー認証(BASIC認証)を設定することができます。
詳細は下記のガイドをご参照ください。
マニュアル:アクセス制限-ユーザー認証(Basic認証)の設定
Limit タイプのディレクティブ
Limitは、アクセス制御に関するディレクティブタイプで、主にアクセス制限で使用します。
| Limit | |
|---|---|
| Order | Allow、Denyが適用される順序を指定します。 |
| Allow | アクセスを許可するホストやIPを設定します。 |
| Deny | アクセスを拒否するホストやIPを設定します。 |
ディレクトリーへのアクセスを制限する機能として、「アクセス制限」機能を設けており、任意のディレクトリーにパスワード認証を設置したり、特定のIPアドレスからのアクセスを制限することができます。
詳細は下記のガイドをご参照ください。
マニュアル:アクセス制限
Indexes タイプのディレクティブ
Indexesは、ディレクトリインデックスの制御や 「mod_expires」によるキャッシュ設定を含むディレクティブタイプです。「DirectoryIndex」は、主にファイル表示の優先順位の変更で使用します。
また、「Expires ~」は、ブラウザのキャッシュを制御するための設定に使用します。
| Indexes | |
|---|---|
| DirectoryIndex | indexファイルの表示について、拡張子による優先順位を指定できます。 詳細な記述例は以下のFAQをご覧ください。 indexファイルの優先順を教えてください。 |
| ExpiresActive | Expires と Cache-Control ヘッダの 有効/無効 を設定します。 ※Expires と Cache-Control ヘッダの存在は保証されません。 |
| ExpiresDefault | デフォルトのアクセス キャッシュの有効期限を設定します。 |
| ExpiresByType | MIMEタイプに設定される Expires ヘッダと Cache-Control ヘッダの値を設定します。 |
有効になっているMIMEタイプの一覧は下記のガイドをご参照ください。
MIMEタイプ一覧
mod_rewrite(モジュール)が提供するディレクティブ
mod_rewriteはApacheモジュールの一つで、主にWebページの自動転送を行うリライトやリダイレクトの設定で使用します。
詳細な記述例は以下のFAQをご覧ください。
.htaccessやHTMLなどでのリダイレクト設定方法
| mod_rewrite | |
|---|---|
| RewriteEngine | Rewriteの 有効/無効を設定します。 |
| RewriteOptions | RewriteEngineに、オプションを設定します。 |
| RewriteBase | Rewriteを相対パスで指定する場合のベースとなるURL(ディレクトリー)を設定します。 |
| RewriteCond | RewriteRuleを実行するための条件を設定します。 |
| RewriteRule | リダイレクトルールを設定します。 |
ErrorDocument ディレクティブ
ErrorDocumentは、ドキュメントタイプを制御するディレクティブで、HTTPステータスコードに応じてWebサーバーから返すコンテンツを指定できます。
お客さまの任意のエラーページを指定する機能として、「カスタムエラー」機能を設けており、ここで任意のファイルを指定することで、オリジナルのエラーページを返すことができます。
詳細は下記のガイドをご参照ください。
マニュアル - カスタムエラー
| ErrorDocument | HTTPステータスコード応じて、Webサーバーが返すコンテンツを設定します。 |
