php.iniファイルを独自に設置できますか?
設置可能です。
php.iniファイルの設定を有効にしたいディレクトリごとに設置してください。
※全ての設定変更を保証するものではありませんのでご了承ください。
php.iniを設置する場合
ファイル名:php.ini
記述例:①~③の行は必ずご設定ください
※PHPプログ ラム最大アップロードサイズ制限を解除する例
cgi.force\_redirect = 0 ←①
session.save\_path = "2;/home/var/php" ←②
date.timezone = Asia/Tokyo ←③
post\_max\_size = 25M
upload\_max\_filesize = 25M
mbstring.encoding\_translation = On
独自のphp.iniを設置する際の注意点
iシリーズでは、共用サーバーの特性上、弊社にてデフォルトのphp.iniをお客さまが編集できない領域に設置しています。
お客さまのWebサーバー領域に独自のphp.iniを設置された場合、デフォルトのphp.iniの設定はすべて無視され、独自に設置されたphp.iniの設定に従ってPHPが動作します。
※上記の記述例で記載している「session.save_path」という設定項目の記述がない場合、初期値の「/tmp」 という場所を指してしまい、iシリーズの複数あるWebサーバ間でセッションファイルが共有されずセッションがうまく機能しなくなります。
また、iシリーズのWebサービスでは、HTTPのPOSTリクエストを25MBに制限しております。
これにより、CGI(PHPを含む)に対するリクエストのサイズが制限されます。
この25MBというサイズには Hostや User-Agent, Cookie などのブラウザーが送信する情報も含まれるため、転送しようとするファイルのサイズは25MB未満となります。
この制限を緩めることは長時間にわたるファイル転送を許容することになり、Webサービスのレスポンス悪化につながるため、ファイル転送にはFTPを用いることを推奨しております。
.user.iniを設置する場合
PHPの設定変更には「.user.ini」のファイルを使用することもできます。
ファイル名:.user.ini
ファイル名の先頭の「.(ドット)」は必須ですのでご注意ください。
記述例
post\_max\_size = 25M
upload\_max\_filesize = 25M
mbstring.encoding\_translation = On
独自のphp.ini設置との違い
- php.iniとは設定可能な項目が異なり、変更可能な項目はphp.iniよりも少なくなります。
- .user.iniは変更したい設定内容以外は記述する必要はありません。
.user.iniで設定した内容は、サーバーのデフォルトのphp.iniの部分的な上書きとして読み込まれるため、「cgi.force_redirect」などの項目の記述は不要です。 - .user.iniは設置したディレクトリーの下位に配置されているディレクトリーに対しても有効です。同じ内容を一括で設定したい場合、「.user.ini」を設置していただくほうが簡単です。
.user.iniファイルについての詳細は[PHP.net].user.ini ファイルをご覧ください。
php.iniをファイルマネージャーを使って設置する
【STEP1】設置したいディレクトリーまで移動後、[新規ファイル作成]をクリック
【STEP1】ファイルの作成
以下の項目を設定できます。
- ファイル名
- 文字コード
- パーミッション
- ファイル記述